釜浅のごはん釜
商品特徴
ごはん炊きの主役
ごはんをおいしくいただくための道具で主役となるのは、ごはん炊き道具。
釜浅商店では、釜とカマドで炊いたごはんがもっともおいしく、そしてごはんの良さを引き出せると考えています。
釜浅のごはん釜は、カマドに近い熱効率でごはんを炊くことができる独自の平らな形状を採用することで、おいしいごはんを炊くことができます。
日本各地から厳選した
高品質な製品
釜本体は山梨県にて鋳造します。その後神奈川県で表面処理を行い、最後に岩手県にて仕上げをします。
また、蓋は長野県の厳選された素材を伝統的な技術にて製作をしています。このように日本各地の材料、技術を組み合わせることで他に類を見ない高品質な釜に仕上がっています。
釜浅のごはん釜4つのこだわり
鉄器がなせる、火の加減
鉄器は熱伝導と蓄熱性共に優れ、炊飯時の火力調節がしやすいです。
蒸らしの際も熱を逃がしにくいため、自分の好みの炊き方を再現しやすいことも特徴です。
表面は錆びに強い窒化酸化処理
釜の表面には窒化処理を行い、更に酸化処理も施しています。この処理によって、鉄の質感はそのままに錆に強い仕上がりを実現しました。
この技術は塗装のように釜にコーティングを施しているわけではないため、はがれる心配がなく錆に強い状態を長く維持することができます。
吹きこぼれを逃がさない
釜のつばに返しを付けたことで吹きこぼれが下に落ちづらくなっているため、コンロが汚れづらい仕様になっています。
また吹きこぼれたあとも洗いやすいため、お手入れも簡単です。
おいしさを引き出す釜蓋
蓋は長野県木曽さわら材を使用しています。さわらは油分が多く湿気に強いことが特徴の木材で調理時の無駄な水分を吸収しごはんが水っぽくなるのを防いでくれます。
蓋の裏側に釜に合った溝を入れることで、釜内の密閉性が高くなり、ふっくらとしごはんに仕上がります。
また、家具や建物で古くから用いられている「雇い核継ぎ」加工を施すことで接合部分の強度を上げています。万が一割れが起きたとしても継ぎあることで蒸気を逃がさない工夫がされています。
読みもの
使う人のはなし #03 野村友里【eatrip/eatrip soil】
ケータリングフードの演出や料理教室、雑誌での連載、レシピ開発、映画やテレビ番組の料理監修など、食の可能性を探るさまざまな活動を展開してきた野村友里さん。
今回は熊澤が「eatrip soil」にお邪魔し、お話を伺いました。
商品詳細
仕様
- サイズ
-
釜=直径21cm(つば外径26cm)高さ9.5cm
- 重さ
- 3.2kg(釜蓋含む)
- 熱源
- ガス、IH共に使用可
- 炊飯料
- 2〜4合
- 炊飯時間
- 約30分(洗米、浸水時間は含まれておりません。目安のお時間となります。)
- 素材
- 釜本体=鋳鉄 釜蓋=木曽さわら
- 産地
- 本体=山梨県、加工=神奈川県、岩手県、蓋=長野県
注意事項
- 鉄製品のため錆びることがございます。
- 製品の特性上色ムラ等あることがございます。
- 蓋は木製品につき使用期間に関わらず細かいひび割れなどが起きることがあります。
- 落としたり、ぶつけたりすると割れる恐れがあるため、強い衝撃は与えないようにしてください。
- IHでご使用する際は変形や割れの原因となりますので、急激に温度を上昇させないでください。
- 釜本体の劣化を招く原因になりますので、空焚きしないでください。
- 釜が傷がつき錆びやすくなるので金属製のトング、ターナーなどは使用しないでください。
- 使用前に必ず同封の取扱説明書をご覧ください。
ダウンロード
初めてご使用になる前に
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水洗い
初回のみ洗剤を使用し、たわしできれいに洗ってください。 -
水気をきる
水滴を残らず乾拭きした上で、コンロ(弱火)にかけ、底面の水分が乾いたことを確認したら火を止め、あとは余熱で乾かしてください。 -
浸水
全体を水に浸けます。蓋が浮いてきてしまいますので裏表交互に30分ずつ行ってください。
※さわらは独特の芳香がします。香りが苦手な方は、水ではなく米のとぎ汁で浸水すると匂いが落ち着きます。
釜
蓋
お手入れ方法
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炊いたご飯は素早くおひつに
ご飯を入れたままにしてしまうとご飯に金属臭が移りやすくなる上、水分が溜まり錆びやすくなります。炊いたご飯は直ちにおひつなどの容器に移してください。 -
ご飯をうつしたら直ちに洗う
そのままにしておくとご飯に含まれた水分によって錆びが発生したり、ご飯粒が固まって落ちにくくなるため、ご飯をおひつなどに移したらすぐに洗ってください。 -
洗うときは固いものでこすらない
釜の内側は錆びを抑制する『酸化被膜』という薄い層があります。固いものでこすると被膜が傷つき、錆やすくなります。洗うときは洗剤を使用せず、やわらかい「『欄のたわし』と水のみで洗ってください(たわしの金具に注意)。金属たわしやナイロンたわしなどの固いものは厳禁です。たわしで落ちないようなこびりつきは、お湯を沸かし、ふやかしたあとに洗ってください。 -
濡れたままにしない
濡れたままにすると錆びてしまいます。洗い終わったら、水滴を残らず乾拭きした上で、コンロ(弱火)にかけ、底面の水分が乾いたことを確認したら火を止め、あとは余熱で乾かしてください。その際、空焚き状態にならないようご注意ください。 -
ご使用前は軽く水に濡らす
急な乾湿を繰り返すと反りや割れの原因になります。乾燥した状態で蒸気が当たるのもその一つ。使用前に軽く水にさらしてから調理してください。 -
洗剤を使わずに洗う
さわらは油分が多く含まれておりそれが保護の役目をしています。洗剤は油分を分解し木を弱らせてしまいますので、棕櫚のたわしと水のみで洗ってください。 -
立てて干す
洗い終わった後は木目に沿って立てて干してください。寝かせて干すと湿気が溜まりカビが発生しやすくなります。
釜
蓋
困ったときは
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釜本体が錆びてしまった…..
錆は人体に無害ですので、味に影響がないようであればそのままご使用いただいて問題ありません。
万が一ご飯に錆臭さや錆の味がするようであれば、乾いた櫚たわしで錆の部分をこすり表面の錆のみを落としてください。
そのあとお茶がらを釜に入れ、沸かしてください。これを何度か繰り返すことで錆の進行を防ぎます。 -
釜蓋が割れてきた!
釜蓋は1枚の板ではなく何枚かの板を張り合わせてつくられています。使用期間にかかわらずつなぎ目から割れが起こる場合もあります。
ですが、接合部に『雇い核』(やといざね)という板が通っているため、蒸気が漏れることはほとんどありません。お気になさらずにそのままご使用ください。 -
釜の内側を傷つけてしまった
補修自体は可能ですが新品と同じかそれ以上の費用がかかる場合があります。傷がついても使えないわけではありませんのでそのままご使用ください。 -
炊飯以外に使用しても良い?
特に問題はありませんが、酸性が強い料理(トマトやお酢などを含む料理など)は被膜に影響を与える可能性がありますので、避けていただいた方が良いと思います。 -
蓋だけの販売はできる?
もちろん可能です。釜浅商店、もしくはお求めになった店舗までお問い合わせください。
炊き方
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洗米
お米を洗米し夏場は30分以上、冬場は1時間以上浸水させてください。 -
水気を切る
ざるに上げて水気をしっかり切ってください。 -
お米と水を入れる
釜にお米を移したら、お米と同じ重さのお水を入れてください。(1あたり150cc) -
沸騰させる(10分以内)
例)弱火で7分、その後沸騰まで強火。 -
弱火
沸騰したら弱火で10分間、火を入れる。 -
蒸らし
火を消して10分間蒸らして完成。
※この炊き方は目安ですので、理想的な炊き上がりはご自身で見つけてください。
柔らかめが好きな方
水の分量にて調節ください
すしシャリなど
沸騰まで強火、そのあと5~6の工程は同じ